決意で人は変わらない 【メモ: 2015の到達点】

 

大前研一 氏曰く、

人間が変わる方法は3つしかない。1番目は時間配分を変える。2番目は住む場所を変える。3番目はつきあう人を変える。この3つの要素でしか人間は変わらない。最も無意味なのは『決意を新たにする』ことだ。

らしい。

 

ということで新年の抱負ではなく、具体的な目標をメモしておく。

 

■ 2015年: 研究の目標

  1.  「プライバシー情報保護」の研究をIEEE系トップ国際会議で発表
  2.  「サステイナブルHCI」の研究をACM系トップ国際会議でお披露目
  3.   海外研究機関に滞在予定なので、国際共同研究を始動 (→ 成果は2016年に発表予定)
  4.  「プライバシー情報保護」の研究の種蒔き

 

1つめと2つめは、既に大枠は出来ているのでそれぞれ GlobeCom@サンディエゴ、CHI@韓国(投稿済)かUbiComp@大阪での採択が目標。特に2つめは萌芽的な研究なので、ポスター発表かな。

3つめの「海外研究機関での滞在」は既にオファーを戴いているので、滞在前から準備を進めて国際的にインパクトのある成果まで持っていきたいところ。世界的に有名な研究機関なので、オファーのメールをもらった時には、「いよいよ研究者になったなぁ」という感慨に浸ってしまった。

4つめの「種蒔き」とあるが、2016年以降も継続的に成果を出すために、まとまった時間をかける必要がありそう。2015年の年末には研究ノートに使えそうなアイディアが書き溜められていることを祈って。

 

今は時間の大半を研究に費やせるので、大きめの成果を狙っていこうと思う。

 

■ 2015年: 人間関係の目標

こちらは1つだけ。

  • オンラインで興味を持った人にオフラインで会ってみる

ここ2年くらいの経験から、(特に学術・研究界隈では) 「◯◯って人に会ってみたいなー」と意識するだけで、良い出会いのチャンスを失うことが少ない…気がする。

 

 

 

改めて書き出してみると、「研究に関係しない目標を持つこと」が2015年の目標なのかもしれない。

 

博士課程一問一答

 

 博士課程 Advent Calendar 2014 のエントリーです。

 

Q0. 筆者プロフィール

国立大の情報系 博士課程1年

流れとしては、都内私立大(電子・物理系)→ 国立大 大学院(修士&博士/情報系)

通信・ネットワーク工学・モバイルコンピューティングとかをやってます。

 

 

Q1. 博士課程ってなんですか

一人前の研究者になるための修行期間だと思っています。

具体的には大学卒業後に大学院に進学。大学院は(日本だと基本)修士2年+博士3年。

ちゃんと成果を挙げられると博士号がもらえてDr. XX XX とか名刺に書けるようになります。

 

Q2. なんで博士課程に進学するんですか

人により様々だと思いますが、自分の場合は

 

  1. 修士の時点で研究が楽しいと思えたから。
  2. 企業とかに縛られずに自分の力で世界と勝負してみたいと思ったから。
  3. 頭が良い人がたくさんいる(≒怪しい人が比較的少ない)環境に身を置きたかったから。

 

といったところでしょうか。進学している人は大抵研究が好きな人だと思います。

 

 

Q3. 普段どんな生活してんのさ

朝4時に起きて夜11時に寝る日もあれば、昼14時に起きて朝8時に寝ることもあります。良くないですね。所属している研究所にベッドとシャワーがあるのも非常に良くないです。

 

基本はラボで作業していますが、集中して論文書く時はルノアール/図書館を重宝しています。なるべく自分の体を家の外に出すことが大事な気がします。

 

プログラミングってやつをする時は、なるべくまとめて時間をつくるようにしています。

 

あと決められた休日は基本無いです。なので、ひたすら働き続けるか、自分でプライベートの予定を入れて休日にするか。平日に急に休んで温泉に行こうが旅行に行こうがほぼ誰も文句言いません。成果さえ出せば。

 

  

Q4. 在学時の金銭問題に関して一言

日本学術振興会の特別研究員(学振DCってやつ)をもらっているので個人的には問題無く生活しています。がしかし給料低いので博士に行くインセンティブにはならないですよね。

あと学費は年間50万円くらい払っています。

 

よく「博士100人の村」みたいな博士の暗いお話がネット上に転がっていますが、電気・情報系は民間企業にも就職できるのであんまり関係無いと思います。

 

 

Q5. 学振について

修士2年5月の時点で、

国際会議フルペーパー1本+ショートペーパー1本+国内論文誌条件付採録+国内学会賞2つ

で応募して、面接免除で採用されました。

 

所属ラボには先輩の遺産はほとんど無かったんですが、ボスと助教の先生・学内の先輩に書類を見て添削して頂けたのが非常に大きかったと思います。研究費も自由に使わせてもらっています。

学振は物質的な恩恵はもちろんのこと、精神的な恩恵が大きい気がします。自分の科研費持ってるんだぞ(ドヤ…という意味で。

 

Q6. インターンについて

研究インターンは行ったことないです。早めに行きたいと考えていて、最近やっと動き始めました。

 

修士の時には某財閥系企業でデータマイニングインターンを2週間程しました。まぁまぁ楽しかったけど、研究の方が圧倒的に楽しいですね。お給料くれて、かつ実データ触らせてくれたので良い企業だと思います。

 

あと学部の卒業式の次の日から、修士の入学式の前日まで某国のジャングルに所在するNPOで2ヶ月程 インターン 住み込みで働いてました。人生的には非常に良い時間だったと思いますし、研究のモチベーションにもなった貴重な経験でしたが、後頭部に十円ハゲができました。ストレス怖いですね。今はちゃんと髪生えています。

 

まぁ大学院入るまでは色々やっておいた方が良いと思います。

  

 

Q7. 楽しいこと3つ

(1) 世界を変えられる

(2) 自分の時間を好きなように使うことができる

(3) 学会発表とか出張で割と頻繁に海外に行ける。個人旅行で一生行かなそうな国・都市にも行ける

 

モチベーション的には (1)が重要で、数十年・数百年後の人類の哲学とか常識をつくるのは主に研究だと思ってたりします。

 

 

Q8. つらいこと3つ

(1) 現時点で世界を変えられていない (変えるほどの成果があがっていない)

(2) 論文reject (採録拒否ってやつ)

(3) ひたすら孤独 (1日中誰とも話さないとかザラにあったりする)

 

基本的につらいです。

 

Q9. 現時点で後悔していること

修士課程在籍中に海外トップラボ (Microsoftの研究所とかGoogleとか)にインターンに行かなかったこと。

あともう少し技術力を付けておきたかった。

 

  

Q10. 博士課程に向いている人

  • 研究を楽しいと思える人。
  • 地味な作業ができる人。
  • 世界を変えたいと思う人。

 

 

あと社会人ドクターどうなんよ?という話もありますが、制度としては存在していた方が良いと思います。金銭事情は人それぞれなので。

 みんな博士号取りましょう。